専攻 教育ポリシー

土木工学専攻 教育ポリシー(修士課程)

人材養成の目的

土木工学専攻修士課程では、土木工学に関する高度な専門知識と技術、ならびに、豊かな教養と国際コミュニケーション能力を取得することで、土木分野における専門家としての自覚を持ち、グローバル社会において活躍できる技術者ならびに研究者の育成を目的としています。

入学者に求める能力と適性

本専攻修士課程では、次のような人材を求めます。

  • 理工系基礎学力を有し、論理的かつ多面的な発想ができること。
  • 土木技術や社会基盤に関連する幅広い知識を有し、積極的に学び研究する意欲を有すること
  • 国際的な視野から研究開発を進めるために必要な語学力を有していること
  • 土木工学の知見を活かし、安全で環境に調和した社会の形成に貢献する高い志を有すること
入学者の選抜方法(アドミッション・ポリシー)

上記の資質と能力をもつ人材を選抜するために、本専攻では、外部テストのスコアによる英語力評価に加えて、工学基礎科目、土木専攻科目からなる筆答試験、および、研究能力ならびに適性に関する口頭試問を実施します。また、学部3年次までの成績、外部テストの英語力評価、および口述試験による選抜も実施します。

修得する能力

本専攻修士課程では、次のような能力を身につけることができます。

  • 研究・技術開発に必要な理工系基礎学力と論理的思考
  • 土木工学に関する研究・技術開発に必要な専門知識と技術
  • 社会基礎形成を担う技術者をしての豊かな教養と高い倫理観
  • 土木技術者としてグローバル社会で活躍するためのマネジメントおよびコミュニケーション能力
教育内容(カリキュラム・ポリシー)

本専攻修士課程では、上記の能力を身につけるため、次のような特徴を有する教育を実施します。

体系化されたコースワーク
土木工学における高度の学問や技術を研究・習得するための講義、演習、実験等を体系化されている。講義では土木工学の基礎科目に加えて、主要6分野を幅広く教授している。
高度な理論・技術の実践的教育
コースワークや修士論文研究において、高度な実験・解析手法を取り入れることにより、土木工学における高度な理論と技術を効果的に教授している。
英語化されたコースワーク
本専攻修士課程における講義はほぼすべて英語化されている(非常勤講師による講義以外)。コースワークにおけるレポートやプレゼンテーションなども英語化することにより、グローバル社会において活躍するためのコミュニケーション能力を修得させている。
問題解決力・コミュニケーション能力の養成
土木工学の主要分野において分野別セミナーを開催しており、複数教員による研究指導を実施している。指導教員による個別指導と合わせて、修士論文研究を通して高い倫理観に基づく問題解決力やコミュニケーション力を涵養させている。
学位の授与方針(ディプロマ・ポリシー)

上記の教育内容を履修して、本専攻の修士課程を修了するためには、つぎの要件を満たしていなければならない。

  • 1.30単位以上を大学院授業科目から取得していること。
  • 2.本専攻で指定された授業科目において、次の要件を満たすこと。
    • ・講究科目を8単位、取得していること
    • ・専攻専門科目を16単位以上取得していること
    • ・大学院教養・共通科目群の授業科目より2単位以上取得していること
    • ・専攻専門科目は、一部を除き構造、水・環境、地盤、計画、材料、地震、基礎分野に分類されている。このうち自専門分野より最少2科目、他の6分野のうち基礎を必ず含む4分野よりそれぞれ最少1科目取得すること
  • 3.修士論文研究において、研究計画の設定、評価、改善といった一連の研究プロセスを履修していること。
  • 4.修士論文審査および最終審査に合格すること。
審査基準

修士学位論文は、土木工学の学術分野における新しい知見を含むか、または土木技術の発展に貢献する有用な知見を含み、独自の考察を含んだ自著の論文でなければならない。  なお、論文概要は英文で執筆することとする。

審査実施方法

 審査委員会は3名以上の審査員で構成される。審査員による事前査読の後、口頭発表を行って最終的な審査・評価を行う。博士課程に進学する者の審査は5名の審査員で行う。  なお、口頭発表は英語で行うこととする。

(平成24年2月作成)

(平成26年10月追加)

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土木工学専攻 教育ポリシー(博士後期課程)

人材養成の目的

土木工学専攻博士後期課程では、土木工学に関する先端的な専門知識と技術、ならびに、より豊かな教養と国際コミュニケーション能力を取得することで、土木分野におけるリーダーとしての自覚を持ち、国際的に活躍できる高度な技術者ならびに研究者の育成を目的としています。

入学者に求める能力と適性

本専攻博士後期課程では、次のような人材を求めます。

  • 理工系基礎学力を有し、論理的かつ多面的な発想ができること
  • 土木技術や社会基盤に関連する幅広い知識を有し、自ら学び研究する意欲を有すること
  • 国際的に通用する研究開発を進めるために必要な語学力を有していること
  • 土木工学分野における高度な技術者・研究者として、国際社会に役立つ技術の発展に貢献する高い志 を有すること
入学者の選抜方針(アドミッション・ポリシー)

上記の資質と能力をもつ人材を選抜するために、本専攻では、外部テストのスコアによる英語力評価に加えて、学位論文(またはこれに代わる研究業績)の試問、学力検査および口頭試問を実施します。

修得する能力

本専攻博士後期課程では、次のような能力を身につけることができます。

  • 先端的な研究・技術開発に必要な理工系基礎学力と論理的思考力
  • 土木工学に関する研究・技術開発に必要な高度な専門知識と技術
  • 土木工学分野において新たな知見を創造・発信する能力
  • 国際的に活躍するための豊かな教養と高い倫理観
  • 専門家として国際的に活躍するためのコミュニケーション能力とリーダーシップ
教育内容(カリキュラム・ポリシー)

本専攻博士後期課程では、上記の能力を身につけるため、次のような特徴を有する教育を実施します。

先端的理論・技術の実践的教育
博士論文研究において、先端的な実験・解析手法を取り入れることにより、土木工学における高度な理論と技術を効果的に教授すると同時に、科学技術のフロンティアを開拓する能力を涵養させている。
英語化されたコースワーク
本専攻博士後期課程におけるコースワーク(講究、研究発表など)はほぼすべて英語化されている。コースワークにおけるレポートやプレゼンテーションなども英語化することにより、国際的に活躍するためのコミュニケーション能力を修得させている。
問題解決力・コミュニケーション力の養成
主要分野における分野別セミナーを開催しており、複数教員による研究指導を実施している。指導教員による個別指導と合わせて、博士論文研究を通して高い倫理観に基づく問題解決力やリーダーシップを涵養させている。
海外の大学院生や専門家との研究交流
海外の協定校等における大学院生や専門家との研究交流や共同研究を教員指導のもとに積極的に参加させることにより、国際的な共同研究・事業を先導する能力を修得させている。
学位の授与方針(ディプロマ・ポリシー)

上記の教育内容を履修して、本専攻の博士後期課程を修了するためには、つぎの要件を満たしていなければならない。

  • 1.博士後期課程に所属した期間に対応する講究科目を取得していること。
  • 2.博士論文研究において、研究計画の設定、評価、改善といった一連の研究プロセスを履修していること。
  • 3.英文の博士論文を作成し、博士論文審査および最終審査に合格すること。
  • 4.博士一貫教育の場合は、土木工学派遣プロジェクト第1もしくは第2のいずれかを履修すること。
審査基準

 博士学位論文は、土木工学分野における、新規性、独創性と十分な学術的価値を持つ自著の論文であって、主要部分が国際的な水準にある学術雑誌等に掲載されているか、あるいは掲載される水準でなければならない。  なお、課程博士の学位論文は、英文で執筆することとする。

審査実施方法

 審査委員会は5名以上の審査員で構成されるものとし、他大学・他専攻の外部審査員を積極的に含めることを推奨する。中間審査および予備審査に合格した上で論文を提出し、口頭発表の後、審査員による事前査読を経て、最終的な審査・評価を行う。最終審査では、関連英語論文を読解させて、当該分野の理解能力を確認する。  なお、課程博士の口頭発表は英語で行うこととする。

注) 社会人については、博士学位論文、口頭発表とも日本語を認める。

博士論文研究の流れ

博士学位の取得に向けては、下付図の博士論文研究の流れに示すように4学期の中間審査・6学期初めの予備審査を経て、論文申請、提出・発表、最終試験にいたる。

土木工学専攻博士課程における博士論文研究の流れ.png

(平成24年2月作成)

(平成26年9月追加)

(平成26年10月追加)

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