学科・専攻の構成

類・学科・専攻

人の生活にかかわるすべてをその学問分野とする6類は、異なる3つのアプローチを持った学科から構成されています。2年進学時に、土木・環境工学科、建築学科、社会工学科のいずれかに進むことになります。

類・学科・専攻

土木・環境工学科に進科した学生は、①構造系、②水理系、③地盤系、④材料系、⑤計画系、⑥環境系の6つの分野について、座学で学び、その知識を元に実習を行っていきます。

分野

土木・環境工学科のカリキュラムを修得した学生は、4年間の就学だけでも社会の要請に十分応えられますが、近年では、さらに高度な専門知識の修得を目指して大学院に進学する学生の数が90%以上に達しています。本学における土木・環境工学科卒業生の主な大学院進学先は、土木工学専攻、人間環境システム専攻、環境理工学創造専攻、情報環境学専攻、国際開発工学専攻です。

沿革

土木・環境工学科の前身となる土木工学科は、1964年度に学部学生定員34名で設立が認められ、同年の新入生募集に土木工学科定員が付加されました。翌1965年4月に第1期生(2年生36名)を迎えました。1965年度以降、毎年2講座ずつ土木工学科関係の講座の設置が認められ、新任の教職員が着任し始めたため、土木工学科としての実質的な活動は1965年度とみることができます。このため、土木工学科の発足を1965年と見なしています。

土木工学専攻は、1968年に修士課程、1971年に博士課程がそれぞれ設置されました。組織構成は、2000年の大学院重点化に伴う改組により、それまでの全6講座体制(土木構造第一、第二、水工学第一、第二、交通工学、都市工学)から、4大講座制(社会基盤工学、広域環境工学、国土計画工学、安全創造システム)へと移行しています。

土木・環境工学科・土木工学専攻に関連する学科・専攻としては、1975年に大学院総合理工学研究科社会開発工学専攻(1995年に人間環境システム専攻へ改組)、1993年に大学院総合理工学研究科環境物理学専攻(1998年に環境理工学創造専攻へ改組)、1994年に大学院情報理工学研究科情報環境学専攻、1995年に工学部開発システム工学科(2007年に国際開発工学科へ改組後、第四類に移行)がそれぞれ設置され、これらの学科、専攻と教員の兼担などを通して教育・研究の両面において協力体制を確立しています。

また、世界的に卓越した教育研究拠点形成の支援を目的として文部科学省が行っている“グローバルCOE(Center Of Excellence)プログラム”において、当学科の教員が関連する「震災メガリスク軽減の都市地震工学国際拠点(http://www.cuee.titech.ac.jp/)」が採択されるなど、安心かつ安全な社会の構築を目指した教育研究も行われました。

沿革