学生からのメッセージ

実際の現場での問題・課題の複雑性を疑似的に体験できます。

岩佐 茜

岩佐 茜

土木・環境工学科3年
(平成25年度)

私は人のためになる仕事がしたいという漠然とした思いから、土木・環境工学科を選びました。入ってから痛感したことは、土木という言葉に良いイメージを持たない人が多いこと、またその事実に対して危機感を持っておられる先生もまた多いということです。学科での授業を通して、土木工学は人々の生活のための工学でありながら、時に人々にはよく思われない面を併せ持つことを実感しました。また、近年環境との調和が叫ばれている中で土木だけでなく環境についても知る必要があることも強く感じています。

カリキュラムもこのような土木の多面性を考慮したものになっています。構造力学・土質力学といった座学のほかに、具体的な土木計画を実際にたててみる演習形式の講義もあり、実際の現場での問題・課題の複雑性を疑似的に体験できます。そういった講義はグループワークで行われ、チームワークの大切さを学ぶことができ、また、学生同士の仲も深まります。

先生方との距離も近いですし、一学年の人数も少ないので、一年も経たずに同期全員と友達になれるような環境です。東工大入学当初は土木・環境工学科は考えてもいなかった選択肢でしたが、今となっては、選んで本当に良かったと思っています!

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頭も体も使って学べ、友達を得ることもでき、やりがいを感じられる学科です。

菊池 恵和

菊池 恵和

土木・環境工学科3年
(平成25年度)

土木や工学の最前線を、実際に触れながら学べるのが魅力です。高速道路や鉄道といったインフラの工事現場の見学、大学近くの川をきれいにするための方策の調査・考案・発表、測量学実習では泊りがけで本物の測量機器を使っての測量・分析。他にも学外に出て現地で学ぶ機会がたくさんあります。

学内でも、最新の設備を使っての授業が日々行われ、実習や演習も多く、充実した環境で専門的な知識を学べます。グループワークが多いのも、この学科の特徴です。2年次の演習授業では、少人数で各自の考えを思う存分戦わせます。そして3年になると学生実験が始まります。コンクリートを壊しながら耐久性を測ったり、カヌーを作って浮力やスピードを競争するなど、班員と協力して実験を行います。ブリッジコンペ(橋の模型を製作し強度を競う)の優勝班は、世界大会に派遣!これらの活動を通して、班内の団結力が高まり、学科学生同士の絆も一層深まるのです。
土質や水理、構造にコンクリート、流体力学や計画など様々な分野を、頭も体も使って学べ、グループワークでかけがえのない友達を得ることもでき、やりがいを感じられる楽しい学科です。

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将来は「何かをつくる仕事」をしたい

中村 麻美

中村 麻美

土木・環境工学科3年
(平成25年度)

土木・環境工学科の授業には、グループワークがあります。2年の前期には、大学周辺の水環境を調査して、改善策を考え、発表するという授業があり、私たちのときは、近くの川周辺の気温を測ったり、水質を測ったり、植物や生物を観察しました。みんなでユスリカの幼虫を数えたのも、今となっては良い思い出です。

後期には、班に分かれて、高速道路のジャンクションや団地、空港などを設計します。私たちの班は空港を設計しました。現状の問題点を探ることから始まり、実際に羽田空港に行って滑走路の使用状況などを調査し、最終的には模型も作りました。夜遅くまで模型つくりのために残っていたメンバーで宅配ピザを食べたこともありました。3年に入ると実験が始まります。実験の一環で、コンクリートでミニカヌーを作って競漕させたりもします。グループワークは座学に比べて大変ですが、座学では味わえない楽しさがあるのはもちろん、今まであまり話さなかった人とも仲良くなれます。実際、グループワークや実験のおかげで、2年の最初の頃よりも、クラスの仲が良くなりました。また、空港やミニカヌーの設計・作成を通じて、何かをつくることの楽しさに触れることができました。昔から工作は好きだったのですが、改めて私はつくることが好きだということに気づきました。将来は道路やトンネルなど土木構造物の建設といった「何かをつくる仕事」に携われればいいなと思います。

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仲間と一緒に土木を楽しむ

ナヴィカス・ロカス

ナヴィカス・ロカス

土木工学専攻 修士課程1年
(平成25年度)

東京工業大学で過ごした4年半は本当に良かったと思います。素敵な思い出が多い時間でした。まず、教えたり、サポートしたりする有名な先生が沢山いて、設備も優れています。そのため、専門知識を得るため、熱心に研究するためには最適な環境です。実現したい夢があれば、それが可能です。その結果、自分が想像以上に速いペースで成長出来ます。

また、学業的な魅力だけではなく、雰囲気も魅力的です。土木・環境工学科は比較的少人数の学科であり、講義課題におけるグループワークも多いです。皆はお互いのことをよく知る機会がたくさんあります。皆が親切で、すぐに仲が良くなります。それに伴って、大学に行く目的も変化します。最終的には、皆は大学に勉強しに行くだけではなく、仲間と一緒に土木を楽しむために行く様になり、日々素晴らしい思い出が生まれるようになります。

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留学制度も豊富にあり、それぞれの計画に合った留学の形が選択できる事も大きな魅力

水上 寧葉

水上 寧葉

土木工学専攻 修士課程2年
(平成25年度)

東京工業大学の大学院に入学して最も強く感じる事は、与えられるチャンスの多さです。実績のある先生方のもとで学業、研究が行えることはもちろんですが、様々な分野でOB、OGの方々が働いているため、自分の目標としている場で実際に働いている方々のお話を聞く事が出来るというのは大きな利点です。先生方と民間企業や研究機関の繋がりも多くあり、インターンシップや就職活動において大きなサポートを得ることが出来ます。

また、留学制度も豊富にあり、それぞれの生徒の計画に合った形、期間の留学が選択できる事も大きな魅力と言えます。東工大の学生の印象は総じて真面目であり、周囲の学生のレベルの高さに悩む事もありますが、得るものの方が遥かに大きいと感じています。

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博士号取得という目標に向けて充実した生活を送っています

堀越 一輝

堀越 一輝

土木工学専攻 博士後期課程2年
(平成25年度)

私は高専専攻科から東工大大学院に進学しました。進学理由は、大学というところで研究がしてみたい、というぼんやりとしたものでした。正直、出身高専専攻科では大半が大学院に進学するので、周りに流されていたところもあります。大学院では、高専のそれとは異なる研究環境に心打たれ、そして、思うところあって博士課程まで進学しました。大学院入学当初は博士への進学などまったく考えていませんでした。同じ時期に修士課程を修了した土木工学専攻の日本人学生の中で博士課程進学者は私一人ですから、今度は、周りに流されたわけではありません。

どのような一日を過ごすかは、研究の進行状況や学会、ゼミの予定によって変わってきます。1週間ずっと実験を行っている時もあれば、一日中机上作業(データ整理および 論文閲読など)に徹する時もあります。日頃は地道な作業も多いですが、博士号取得という目標に向けて、充実した生活を送っています。

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