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Short Fiber TEAM
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短繊維補強団
現団長 喜多 俊介 (M2) 団員 小室 文也 (B4)
名誉団長(前団長) 雨宮 美子 (2001年度修士卒業) Supervisor Mr.Kawaguchi (M2)
短繊維補強コンクリート・・・
 短繊維補強コンクリートは建築材料として,1900年にオーストリアのルードウィッヒ・ハチェクによって発明された石綿スレートが広く使用されたのを始めとし,1970年代に急速な技術の進歩により,鋼繊維と耐アルカリ性ガラス繊維が補強用繊維として実用化された.それに引き続き,短繊維・アラミド繊維・ビニロン繊維等が開発・実用化されてきた.(雨宮修論抜粋)
短繊維補強コンクリートのメリット・・・
 短繊維補強によって,コンクリートの引張軟化挙動における脆性的な破壊を防ぐことができる.具体的には引張軟化曲線の向上(図1),破壊エネルギーの向上,鉄筋コンクリートのせん断耐力上昇(図2).また,近年問題となっているコンクリートの剥落に対する施工段階での防止法として用いられている.
短繊維補強コンクリートのデメリット・・・
 短繊維を混入することでコンクリートのワーカビリティは低下する.具体的にはスランプロスが起こる(筆者はこれにかなり悩まされている.).
短繊維の種類・・・
 短繊維の種類としては,鋼,ステンレス,ビニロン,ポリエチレン,ポリプロピレン,炭素繊維,ガラス繊維など,様々にある.現在筆者が用いているのは,鋼繊維及びビニロン繊維である.
今年度の研究目標・・・
 去年までは,超軽量コンクリートの破壊力学特性の向上及び,鉄筋コンクリートせん断耐力の向上を図った.今年度は特に短繊維補強鉄筋コンクリートのひび割れ性状に注目し,ひび割れ幅,ひび割れ間隔に対する影響を調べている.また,去年までの実験では鉄筋コンクリート梁においてせん断耐力の向上が確認されたが,短繊維補強されたコンクリート梁で曲げ破壊になったため実際にはどれほどの効果があるのか定量的な判断ができない.そのため,今年度は繊維量を変化させせん断破壊をさせて効果を定量的に判断したいと考えている.
図1 引張軟化曲線 図2 せん断梁の荷重-変位曲線